昨日までは何ともなかったのに朝起きたら膝が痛くなっていた・・・
いつからかはわからないけど最近膝が痛いかも・・・
このように膝の痛みに気づいた時に正しい行動をすぐにできるかどうかによって、その後の回復に要する期間が大幅に変わってきます。もし間違った行動や放置するようなことがあれば、膝の痛みが慢性化してしまう可能性もありますので、そのうち治るだろうと安易に考えず早めの対策を行いましょう。
膝が痛いと感じたら行う3つのこと
多くの方が痛みを感じてから数週間、長い方は数年の間放置しています。このような場合はそのごどんなに正しい処置を行っても患部の回復に時間がかかるだけでなく、無意識に膝をかばっていたことで腰などの関節に負担をかけてしまいます。
そこで今回は膝に痛みを感じたらすぐに行っていただきたい3つのことをご紹介します。
痛みの種類を見極める
一口に膝の痛みと言っても、その種類は異なり対処方法も異なります。
まずは炎症が起きているかどうかを判断しましょう。運動後などに急に痛みが強くなった場合などは炎症を伴っていることが考えられます。
逆に立ちっぱなしや座りっぱなしのように動いていない時や足や膝が冷えている時に起きる痛みは、炎症ではなく筋肉が硬くなり血行が悪化したり老廃物が蓄積していることが原因と考えられます。
炎症を伴う痛みの場合は患部を冷やすことが効果的ですが、筋肉が硬くなっている場合には温めて血行を促進させることが効果的な対処法になります。
安静にする
これは痛みの種類に関わらず、痛みが出た時にはとても重要なことです。
痛みが慢性化している場合には適度に動かすことが効果的なケースもありますが、痛みを発症してあまり時間が経っていない場合には安静が最優先です。
痛みがある状態で無理に動くと膝以外の関節にも負担がかかり、足首や腰などにも痛みを引き起こす可能性があるのです。
医師の診察を受ける
炎症の有無などから判断し適切な応急処置を行っても痛みが治まらない場合は、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。
原因が筋肉ではなく骨格の変形によるものであるケースもあります。変形性膝関節症のように一度変形すると元通りに治すのは困難な病気もありますので、早めに治療を受け進行を少しでも早い段階で食い止めることが重要です。
また、加齢による筋力の低下や軟骨の減少が原因の場合も時間の経過で自然に治るというのはほぼ不可能ですので、レントゲンなどで症状の進行具合を把握する必要があります。
運動を始める時は慎重に
以上の3つの対策を早急に行い症状の悪化を防いだら、再発の防止の為に運動を取り入れていくことがあります。しかし焦って運動を始めると痛みを再発させてしまう可能性がありますので注意が必要です。
まずは膝の痛みが完全に引いている、もしくは急性の痛みがなく安定した状態になるまで運動は控えましょう。そして運動を再開する時にも筋力トレーニングから始めずに、軽めのストレッチをしばらくの間は継続することをお勧めします。
また、普段の生活の中ではサポーターを着用するなどして、膝の負担を減らすことも効果的です。
膝の痛みを感じたら放置せず適切な対処を早い段階で行い、その後は日常生活の中での膝への負担を極力減らしながら慎重に運動を取り入れ、痛みが再発するのを防ぐようにしましょう。
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