鵞足炎の症状
膝の内側や膝下に痛みがある場合は「鵞足炎」を発症している可能性があります。
鵞足炎になると運動時や膝の曲げ伸ばしをした時、裏ももの内側の筋肉をストレッチした時などに痛みを感じます。また、階段の昇り降りを行った時や、患部を指で押すだけでも痛みを感じることがあります。
初期の段階では膝を動かした時だけに痛みが生じますが、症状が進行すると安静時にも痛みが生じ日常生活にも支障をきたすようになります。
鵞足炎の原因とは?
鵞足炎は膝の曲げ伸ばしや捻る動作で、腱同士または腱と骨がこすれて炎症が起きることで発症します。
スポーツ動作
サッカーなどのボールを蹴る動作や急な方向転換、ランニング時の足を後ろに蹴りだす動作などは特に負担が大きく、このような動作が繰り返されることで炎症が起きてしまいます。
激しい運動を行っていなくても内股(X脚)になる癖がある方や、水泳で平泳ぎを良く行う方は鵞足炎を発症する可能性が高いと言われています。
重心のズレ
重心が内側にかかることは鵞足炎の発症リスクを高めてしまいます。
その為、足の内側に重心が集まるような靴やアスファルトなどの硬い地面でのランニング、重心が偏るような坂道での運動は注意が必要です。
膝の内側にはハムストリングスや内転筋などの筋肉につながる、縫工筋・薄筋・半腱様筋の3つの腱が集中しています。鵞足炎を発症するとこの部分に炎症が起きますが、その他の骨や組織に異常がある場合は別の障害が原因で膝の痛みを引き起こしていることもありますので、自己判断をせず病院で診察を受けることも重要です。
鵞足炎の対処法
鵞足炎で痛みが強い場合は患部を冷やしつつ安静を保ち炎症を抑えましょう。
強い痛みが急に現れる「急性」の鵞足炎の場合はテーピングで患部を固定する方法も効果的です。
逆に慢性化している場合は患部を温め血流を促進する必要があります。
ストレッチから運動再開
痛みが治まってきたらストレッチのような軽い運動で患部周辺の筋肉をほぐしましょう。
特に下の絵のような裏ももの内側の筋肉をしっかりストレッチすると効果的です。
また、一度痛みが引いても急に運動量を増やしたりせず、疲労の蓄積を防ぐ為の休養をしっかり取るようにしましょう。
そして普段から内股にならないように意識したり、ランニングをする際はアスファルトを避けるなどの対策を行うことが重要です。
足裏の状態を改善する
靴の内側がすり減るという方は常に重心が内側に集まっていることが考えられますので、足裏の状態を改善しましょう。外反母趾や偏平足などは体全体の重心バランスを崩し、膝の痛みだけでなく腰痛や肩こりなどの原因にもなりますので早めの対策が必要です。
正しい姿勢を身につける
内股の姿勢は膝の内側に負担がかかりますので、立っている時もしゃがむ時もつま先と膝の向きを正面に向けるように意識しましょう。
再発防止の為には?
鵞足炎は一度痛みが引いても再発しやすいという特徴があります。
再発を防ぐ為に、痛みが無くなってもストレッチを習慣的に行い、スポーツをする際には入念なウォーミングアップとクールダウンを行いましょう。
また日頃から姿勢に注意を払い、膝に負担のかかる姿勢になっていないかを常にチェックしてください。
強い痛みが急に現れる「急性」の鵞足炎の場合はテーピングで患部を固定する方法も効果的です。
逆に慢性化している場合は患部を温め血流を促進する必要があります。
特に下の絵のような裏ももの内側の筋肉をしっかりストレッチすると効果的です。
また、一度痛みが引いても急に運動量を増やしたりせず、疲労の蓄積を防ぐ為の休養をしっかり取るようにしましょう。
そして普段から内股にならないように意識したり、ランニングをする際はアスファルトを避けるなどの対策を行うことが重要です。
再発を防ぐ為に、痛みが無くなってもストレッチを習慣的に行い、スポーツをする際には入念なウォーミングアップとクールダウンを行いましょう。
また日頃から姿勢に注意を払い、膝に負担のかかる姿勢になっていないかを常にチェックしてください。
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