X脚が及ぼす影響
X脚は女性に多く見られる姿勢で、見た目のコンプレックスになるだけでなく膝の痛みの原因にもなります。O脚と同じくX脚も膝の内側と外側のバランスが崩れ特定の部分に負担が集中し、骨格の歪みなどを引き起こします。そして膝の痛みだけでなく、リンパや血液の流れも悪くなるむくみや冷え性の原因にもなりますので早めに改善する必要があります。
※O脚については「O脚を改善して膝の痛みを治すためのストレッチ」をご覧ください。
X脚になりやすい方の特徴としては、太ももにセルライトが付きやすい・座った時に猫背になりやすい・歩くときに膝が当たる・お尻が垂れが気になる・腰が反りやすいといったことが挙げられます。
これらに当てはまる方は、現在自覚症状がなくてもX脚になる可能性が高いのでしっかりと対策を行いましょう。
X脚の改善方法
最初に行いたいのが股関節の内側への捻じれを解消する為のストレッチです。
脚の裏を合わせて座り、ゆっくり膝を開き床に近いところまで降ろしていきます。
この時、無理に力を入れず足の重みを使ってゆっくり沈めていくような意識で行いましょう。
無理なく行けるところで20秒程度静止します。
筋力をつける
次にお尻の筋肉を鍛えるトレーニングを行いましょう。
X脚になっていると太ももが常に内側に巻き込まれている為、反対側のお尻は伸びきった状態になっています。お尻の筋肉が弱くなると太ももの内側への捻じれを戻す力が無くなるだけでなく、見た目にもお尻が下がっている印象になってしまいますので、しっかりトレーニングを行う必要があるのです。
膝を曲げ両足を肩幅程度に開き、両手を体の横に置き仰向けに寝ます。
ゆっくりお尻を持ち上げ、膝と床に付いている肩までが斜めに一直線になるところまで行ったらお尻をしっかり締めるように力を入れ5秒キープし、ゆっくり床までお尻を下ろします。
この動作を5~10回繰り返しましょう。
さらに膝とつま先の向きを少し外側に向けたスクワットも行いましょう。
しゃがむ深さは浅めでかまいませんので、お尻にしっかり力を入れ内股にならないように膝とつま先の向きがしっかり揃っているかを確認しながら10回繰り返します。
生活の中での注意点
ストレッチやトレーニング以外にも、日常動作でもX脚の改善の為に注意が必要です。
座り方
まず椅子に座る時は深く腰掛け背筋をまっすぐ伸ばすように意識しましょう。
背中が丸まり骨盤が歪むと骨盤から伸びている脚の骨にも歪みが生じてしまいます。
また、膝はくっついているのに足先は開いているという姿勢にならないように、膝からくるぶしまでを合わせて座るようにしましょう。
立ち方
立っている時も重心の位置に注意が必要です。
足の裏全体を地面につけ、親指の付け根・小指の付け根・踵の3点に均等に体重を乗せるようにしましょう。
ハイヒールなどの重心が崩れやすい靴は極力避け、適度にクッション性のある平らな靴を履くようにすると効果的です。
運動だけを頑張っても日常動作で意識することができないと、長年の癖は治すことができません。
日々の意識も忘れずにX脚を改善し、膝の痛みの解消・予防につなげましょう。
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