サポーターで膝痛予防

膝に慢性的な痛みがある方はもちろん、たまに痛む方や痛みは無いけど違和感があるという方も症状の悪化を防ぐ為には、無理なくできることから対策をする必要があります。

症状が軽いからと言って甘く見ていると、変形性膝関節症や膝蓋骨不安定症などの骨格の異常を引き起こすことがあります。

そして一度骨格が変形してしまうと元通りに戻すのはほぼ不可能な為、早めの対策が重要なのです。




サポーターの効果


最も手軽にできる対策としては、サポーターの使用が挙げられます。サポーターは運動時だけでなく、日常生活の中でも装着するとさらに効果的です。
膝への負担は普通の歩行時でも体重の3倍もかかると言われていますので、運動時のような大きな衝撃が無くても、小さな負担の積み重ねが痛みの原因になる骨格の歪みを引き起こすことがあるのです。


関節を安定させる


サポーターには膝の骨を安定させ正しい位置に固定し、歪みを予防する効果が期待できます。

股関節や肩などの関節は一方の骨が受け皿のような形状で、もう一方の骨がそこにはまるようにできています。
しかし膝という関節は、脛の部分の脛骨に太ももの大腿骨が乗っているだけという非常に不安定な作りになっています。

膝蓋骨(膝のお皿)はその二つの骨がずれないようにする役目がありますが、その膝蓋骨自体も筋肉や靭帯のバランスが崩れることで、簡単にずれてしまうのです。


靭帯の負担を軽減


膝は体の中でも特に長い骨が交わる関節の為、負担が集中しやすいという特徴もあります。

関節が不安定な状態になると負荷をうまく吸収したり逃がすことができず、周りの筋肉や靭帯にも負担がかかってしまうので、サポーターで膝を安定させることはとても効果的です。

筋力トレーニングで膝周りの筋肉を鍛えたり緊張している部分はストレッチをして弛めることも重要ですが、それらの効果が出るには時間がかかります。

しかし効果が出るまで歩いたり日常動作をしないわけにはいきません。

その為、不十分な筋力や柔軟性のままでに日常生活を送らなければならず、場合によってはトレーニングやストレッチが追いつかないほど症状を悪化させてしまうこともあります。

運動の効果をしっかり膝に届かせる為にも、普段の生活でサポーターを使い症状の進行を食い止める必要があります。

保温効果


寒い時期や膝が冷えた時に痛みがひどくなるという方が大勢いらっしゃいますが、サポーターは膝を覆う為保温効果が期待できますので、積極的に使用しましょう。


冷えは血行の悪化を引き起こし筋肉の柔軟性を低下させてしまうだけでなく、老廃物や疲労物質の排出も阻害してしまいます。
このような状態が慢性の膝痛にはよく見られますので、冷えの対策を行うことはとても重要です。

サポーターは関節を安定させるだけでなく保温効果も期待でき、簡単に装着できるのでとても便利な物です。

是非普段の生活の中でも使用し、膝の痛みの改善・予防を行いましょう。

                

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