車を運転する時に起きる膝痛の原因と対策



車を運転している時に膝が痛くなるというケースが多く見られます。
しかし仕事や生活上の理由で車の運転は避けられないという方も多い事でしょう。


運転中に腰痛になる原因


運転中に膝が痛む原因の一つに、同じ姿勢でいることによる血行の悪化が挙げられます。
血行が悪化すると老廃物や痛みを引き起こす有害物質が排出されず溜まってしまったり、筋肉を硬くさせる冷えにもつながります。


有効な対策とは?


血行の悪化に伴うトラブルを防ぐ為には、こまめに休憩をとりストレッチなどで軽く体を動かすことが理想ですが、仕事の都合や渋滞などの交通事情によっては長時間車に乗りっぱなしになることがあると思います。その為、まずは車の中でできる対策をしっかり行いましょう。


シートの調整


アクセルやブレーキに足を乗せた時に膝が曲がりすぎたり、逆に伸びきってしまうようなポジションは膝への負担が大きくなりますので、膝が軽く曲がる程度にシートの位置を調整する必要があります。



また、腰や骨盤にかかる負担も膝への悪影響につながりますので、背もたれの角度にも注意しましょう。
シートに深く座り背中をシートにしっかりつけた時に体が真っすぐになる角度が理想です。


正しい姿勢を維持する


そして腰に負担がかかる前かがみの姿勢にならないように軽く肘を緩ませてハンドルを持ちましょう。もしシートの沈み込みが大きい場合はクッションなどを使って調整してみましょう。

そして眩しさなどで視界が制限されると前かがみになりやすいので、サングラスをするなどの対策を行い、正しい姿勢を維持することが重要です。

片足だけ開いて座ったり、窓に肘を乗せた姿勢で運転をすることは、背骨や骨盤の歪みを引き起こす原因になりますので避けるようにしましょう。


ペダルの踏み方


さらに運転中の足の動きも改善する必要があります。
床につけた踵を支点にしてアクセルとブレーキを踏むことで、捻りが生じてしまいます。
アクセルを踏む時は外側に、ブレーキを踏む時は内側に捻る動作が繰り返されることで、膝には負担が蓄積するのです。

これを防ぐ為に、ペダルを踏み変える際には足を持ち上げて操作すると良いのですが、無理な場合は膝から下を使うのではなく足の付け根(股関節)から動かすような意識を持つと良いでしょう。



体を冷やさない


運転中の車内の温度にも注意が必要です。
夏でもエアコンにより想像以上に体が冷えてしまうことがありますが、これは血行を悪化させ膝や腰の痛みにつながります。
温度を高めに設定したり、エアコンの風が直接体に当たらないようにするなどの意識を持ちましょう。冬は暖房をつけていても冷えやすいので、ひざ掛けなどを使うのも効果的です。


そして長時間運転をした後には入念なストレッチを行い、疲労を蓄積させないようにすることも重要です。入浴中や入浴後に自分でマッサージを行うことも、血流を促進し疲労物質をスムーズに排出する為に効果的な方法です。


運転中は安全第一ですので極端な対策を行うことは難しいですが、ほんの少し意識を変えるだけで膝への負担は減らすことができます。
ご自分の運転の中で無理なく行えそうな対策から始めてみましょう。

                  

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