その為膝自体に問題が無くても、その他に機能が低下している部位があると負担がかかり痛みを引き起こしてしまう場合があります。
歪みが痛みにつながる
特に背骨や骨盤の歪みは膝・腰・肩にも影響を及ぼしやすいので注意が必要です。
骨格の歪みは加齢に伴うものもありますが、それ以外にも運動不足による筋力の低下や同じ姿勢で長時間いることによる柔軟性の低下、日常動作による左右差の拡大などが挙げられます。
日頃の対策が重要
骨格の歪みを防ぐ為には、普段から適度に運動を行うことが重要です。手軽に行えるウォーキングなどから始めてみましょう。
そしてウォーキングをする際に姿勢を正しく保ち、しっかり筋肉を使うことで骨格を支える筋力を養いましょう。
逆に姿勢を意識せずに行うと特定の部位に負荷が集中し、筋肉の張りやコリの原因になり骨格の歪みを引き起こす可能性もありますので注意が必要です。
ストレッチも効果的
室内でも行えるストレッチも立派な運動です。
ストレッチで筋肉をほぐすことで血流が促進され、老廃物や疲労物質の排出を早めることができます。
さらに血行が良くなることで冷えの予防にもなりますので、朝や寝る前など行いやすい時間に継続して行うことを習慣にしてみましょう。
そしてストレッチは、デスクワークなどで同じ姿勢が続いた時などにもこまめに行うとさらに効果的です。
椅子に座ったまま伸びをするだけでも効果はありますが、立って行うとより全身の血流改善効果が期待できますので、30分に1回は椅子から立ち上がって全身を大きく伸ばすようにしましょう。
普段も正しい姿勢を心掛ける
もちろん座っている間の姿勢も重要です。
パソコンをのぞき込むような姿勢は、頭が前に出て猫背になりやすくなります。
成人の頭の重さは平均で約5kgあり、頭の位置がズレるだけで背骨には大きな負担がかかってしまいますので、しっかり背筋を伸ばし顎を軽く引くように意識しましょう。
癖を治す
日常動作の何気ない癖も歪みの原因となっている場合があります。立っている時に片方の足に多く体重を乗せていたり、カバンをいつも同じ側の肩にかけていませんか?
その時にかかる負荷はとても小さい物だとしても、それが毎日繰り返されることで確実に負担は積み重なっていきます。
そしてその負担が筋肉の張りや左右のバランスの崩れを招き、ついには骨格までも歪ませてしまいますので、日々の動作を今一度確認してみましょう。
自分で調整できる体を作る
体の歪みを治す方法というと「整体」や「マッサージ」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
確かに、施術を受けることで骨格の調整や筋肉のコリや張りを軽減させる効果が期待できます。
しかし施術が終わりベッドから立ち上がった瞬間から、自分の力で骨格を正しい位置に固定しておかなければいけません。
重力に負けないように
私たちの体は常に重力にさらされている為、十分な筋力や正しい姿勢を維持する意識がなければ何度整体に通っても効果は一時的なものになってしまうのです。
全身の歪みを自分の意識や適切な運動によって整え、それを維持できる体を作ることで膝への負担も確実に減らすことができます。
痛みのある一部分にとらわれず、全身を整えることで膝の痛みの解消を目指しましょう。
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