朝に膝が痛む原因とは?
朝というのは睡眠をとり疲れが取れているはずなのに、痛みが出ることを不思議に感じていらっしゃる方も多い事でしょう。しかし、朝は疲れとは関係なく痛みを生じやすい要因が隠れています。血行の悪化
寝ている間は膝の曲げ伸ばしなども少ない為、筋肉が硬くなりやすい状況です。そこに睡眠中の体温低下も合わさることで、さらに血流が低下してしまうのです。そうなると起床後の動きに筋肉がついていけず、痛みにつながっている可能性があります。そしてしばらく動いていると筋肉が使われ血行が少しずつ促され筋肉がほぐれることで痛みが和らいでくるのです。
寝ている時の姿勢
睡眠時には血流や体温が低下しやすくなりますが、姿勢によってはさらに筋肉が硬くなってしまいます。例えば膝をまっすぐに伸ばした姿勢が続くと筋肉の緊張を助長してしまいます。立っている時や座っている時でも、膝を伸ばしっぱなしにしていると動き初めに痛みやツッパリ感を覚えた経験はありませんか?ほんの数十分でもこのような現象が起きますので、睡眠時に何時間も膝を伸ばしっぱなしにしていては、起床時に痛みが出るのも無理はありません。
また、膝を伸ばしっぱなしにしていなくても睡眠時に横向きやうつ伏せなど特定の姿勢をとり続けている場合も負担の集中を招き、膝の痛みを引き起こすことがあります。
対処法は?
朝に膝の痛みがひどくなる原因はいくつかの要因が組み合わさっていることがありますが、しっかり対策をすることで症状の悪化や痛みの強さを抑えることができます。
血流を促進してから寝る
まず寝る前にできる対策としては、お風呂にゆっくり使ったりストレッチをして、少しでも血行を促進しておくことです。睡眠中はどうしても血行不良になりやすいのですが、寝る前にこのような対策をしておくことで起床時の血行不良の程度を軽くすることができます。特に冷え性の方の場合は、入浴やストレッチは効果が期待できます。
すぐに動き出さない
起床後すぐに歩いたりせずに、布団の中で筋肉をほぐすことも効果的です。
布団の中でゆっくり膝の曲げ伸ばしを行なったり、膝周りをさすって温めると良いでしょう。痛みを我慢して活動していると無意識のうちに膝をかばうことで、その他の関節に負担がかかり股関節や腰にも悪影響を及ぼす可能性があります。
寝具を体に合った物に変える
人は寝ている間に平均で20~30回寝返りを打つと言われています。寝返りを打つことで体の
一部分に負担が集中するのを防いだり血流の悪化を防止することができますが、寝具が体に合っていないと正常に寝返りを打てない場合があります。
布団やマットレスが硬すぎ、もしくは柔らかすぎないがを確認し、自分の体に合った寝具を使うようにしましょう。
このような対策はすぐに効果が出る物ではありませんので、正しい方法で継続して行う必要があります。正しく継続することができれば膝だけでなく、腰痛や肩こりの改善や予防にもつながりますので、無理なく行えそうな対策から始めてみましょう。
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